自動ドアの安全性
皆様は自動ドアについて自動に開閉するのでとても便利であり、レバーハンドルや握り玉をさわらないので清潔で、老人やお体の不自由な方にも大変重宝がられていると考えがておられる方も多いと思います。
確かに自動ドアはそういった面で言えば非常に効率性の高い性能をもった機械建具と思います。私も設計において多用しています。
しかしながら、便利さと同じくらい危険性を伴う建具であることも確かです。「PL法」(製造物責任法(せいぞうぶつせきにんほう、平成6年7月1日法律第85号)等で製作者もそれなりの処置をして自動ドアを作成し設置するように法遵を義務付けていますが、実際利用者にどの程度認知されているかと考えると疑問が生じます。
特に認知力のない子供や動作の機敏さに劣る老齢者・身障者の方のは十分な理解をして頂かないといけないと考えます。笑い話ではないですが、自動ドアと思って建具の前でずーっと待ってたという方(僕も含めて)もたぶんたくさんいらっしゃると思います。それぐらい気を遣っても良いと思います。
また、特に自動ドアの場合引き戸が大半と思われますが。
特にかく扉のガラスや枠には手をつけない。
扉のすぐ近くにはたたない事が大事に至らない事につながります。(特に引き込み部分)
最近では当然のように自動ドアガードという物が設置してあり、そばにたたないでくださいと無言の意思表示がしてあります。これは苦肉の策なのですが、やはりそれも設置された自動ドアガードの背が低いとそこに腰を掛けてしまい、扉と衝突するという事もあるようです。
自動ドアは利便性の高い機械建具です。しかしながらあくまでも機械です。皆様が使われる時は、呉々も安全に十分気を付けてご利用ください。
#破壊王ピーコ
からでした!